内装色を変えようと思ったら、おすすめのはなし。。。
みなさんは、車の内装の色って気になりませんか?
ベージュやブラック・グレーなどが多いですが、
なんかありきたりな感じは、しませんか?
そこで内装色について、考えてみようと思います。
目次
1.軽箱君の内装装備・標準色について
1-1.マイナーチェンジで内装装備・内装色も変化する
1-2.マイナーチェンジ前後の内装パネル等を流用する
2.お手軽、ワンポイントでカラーを導入する
2-1.部分塗装して色を変える
2-2.レザー等の生地を貼る
3.内装全体を統一感を出して色を変えていく
3-1.塗装して色を変えていく
3-2.レザー等の生地を全体的に貼っていく
4.まとめ
1.軽箱君の内装装備・標準色について
1-1.マイナーチェンジで内装装備・内装色も変化する
我家の軽箱(けっぱこ)君は、標準は薄めのグレーでした。
我家の軽箱君は、V-DF51Vという型式の
1998年式で、最終型の5型という分類になるのですけど、
スズキエブリィのV-DF51Vの型式で説明すると
新型で販売を始めた最初の型が、1型
で、次に少し改良を加えてマイナーチェンジしたのが、2型
というふうにその型式の新発売当初から、生産終了までに
何回か変更して販売していきますので、5型というのは、
4回目のマイナーチェンジになるということですね。
鈴木さんの経営戦略で1・2・3型ぐらいまでは、
他メーカーさんの競合車に負けないように、
この車種にもかなり力を入れていたようですが、
4型・5型に関しては、のちの軽自動車全体の規格変更で、
平行しての新規格の新型車を開発・生産ということで、
コスト削減的なマイナーチェンジだったようです。
ですから、フルトリム化に近い内装だったものが、
鉄板むき出しの箇所が増えて、パネルも小さく簡素化されて
付いているだけの装備品になってしまっています。
1-2.マイナーチェンジ前後の内装パネル等を流用する
基本は同じ型式ですので、1~3型の部品も手に入れて
少し改良等して手を加えれば、装着できたりします。
1~3型のパネルの色もグレーですが、色が濃いグレーです。
2006年~2008年 当事は、某オクでまだまだ
沢山の51型式の部品が出品されていましたので、
濃いグレーの2型ぐらいの物を物色し、
Aピラー部・Bピラー部・Cピラーから最後部のパネル、
フロントウインドウ上部のパネル・荷室左右のパネル等々を
仕入れて交換しました。
濃い薄いの違いですが、交換するとイメージが、
かなり違った印象になりますね。
2.お手軽、ワンポイントでカラーを導入する
部分的にワンポイントで色の変化をつけても面白いですね。
我家の軽箱君にはエアバックという選択肢はありませんので、
ハンドルボスさえ入手できれば、お手軽にハンドルを、
交換出来たりするのですが、現在のエアバック付きハンドルだと
任意保険の絡みなどもあり、交換をお手軽にとは、いきませんけど・・・
2-1.部分塗装して色を変える
内装部品を外して、その部分だけ塗装して色を変えるという
作戦もありますね。
コンソールのパネルなどを、一旦取外して
下処理をしてあげて、好きな色を缶スプレー等で吹きつけて
色を変える方法です。
安価で出来る割りには、効果が結構あります。
下地の模様がそのままで良い場合は、処理しませんが、
ピアノブラックの様に、ツルツルピカピカにしたい場合は、
下地をツルツルにして、それから塗装します。
缶スプレーを吹付ける際は、塗料が垂れる一歩手前まで
塗料を吹付けます。少し慣れが必要ですが、
何回か作業していくと、感覚がわかってくると思います。
3~5工程重ね塗りを行い、乾燥させます。
まる24時間以上乾かせて、中目~仕上げ用のコンパウンドで
自分が気に入った仕上がりになるまで、磨いていきます。
最後に鏡面タイプのコンパウンドで磨いてあげれば、
ぴかぴかピアノブラックの完成となります。
艶消しブラックを磨くと艶有りになりますので、
お気をつけてください(笑)
2-2.レザー等の生地を貼る
もう1つの選択肢としまして、レザー等の生地を貼り付ける
という方法があります。
パネル等を一旦外して、その表面を覆い貼り付ける手法です。
塗装に比べると、高級感がでます。
『たかが、軽箱じゃ~ん』とは言わないで下さい(笑)
裏面糊付きのカーボンタイプのシートは、良い品もありますが、
裏面に糊が最初から付いたレザーのシートで、
@壱は、良い品に巡り合ったことが、
未だに1度もありません。いつも失敗してしまいます。
ですので、生地屋さんでレザーを購入し、
ボンドを使用し、貼付けていますよ。
生地は幅1200mmXメーター売りで2K程から色々あります。
今はNETショップもありますので、すぐ手に入りますよ。
貼付け方法ですが、あらかじめ貼付ける物より
ゆとりをもって大きめにレザー等の生地シートをカットしておきます。
生地を貼付けるパネル等の表面を綺麗にし、
スプレーボンドもしくは、缶入りボンド(コニシボンドG-10等)
から刷毛にボンドを付け、パネルになるべく均等に塗布していきます。
次にレザーシート裏面にもボンドを均一に塗布します。
数分そのままホールドして、パネルとレザーの塗布した
ボンドの表面にべたべた感が無くなったら貼付けGO!です。
パネルの上にレザーを覆い被せて、シートが破れない程度に
引張って伸ばしながら、難しそうな箇所から、
貼り込んでいきます。
そうやってパネルの裏側へ巻き込んでいき、圧着していきます。
コーナー部は、裏側に巻き込んだ生地を、山と谷の形で
カットして、生地を破らないように伸ばして納めていきます。
一通り貼り終えたら、中心より外側へ生地を伸ばす様に
貼った生地全体を、押付けていきます。
貼り終えたらボンドを完全硬化させる為、
24時間程、放置しておきましょう。
レザー等生地を貼付けたパネルを、元に戻していきますが、
生地を貼付けた生地の厚みの分だけ、大きくなっていますので、
取付ける際は、注意が必要です。
無理やり力で押し込んで、破損させない様に
注意をしながら、作業を進めて下さい。
レザーを貼る前に、パネル自体を少し削って、
小さくしておくことも、良かったりします。
ちなみに@壱の貼ったレザーは、厚みが0,8mmありましたよ。
3.内装全体を統一感を出して色を変えていく
全体的に内装の色を変えると、別の車に乗っている様な
感覚を楽しむことが、できたりしますし、
見た目のインパクトも大きいですよね。
施工自体は、部分的なカラー変更と同じような
作業ですが、広範囲になるので作業量が凄く増えます。
施工範囲をブロック分けして、ブロックごとに変えていきます。
3-1.塗装して色を変えていく
塗料を吹付けて全体的にカラーチェンジするのですが、
塗装作業自体は、部分的な変更で行う作業と同じなのですが、
ダッシュボード等は、取外すのは大変なので、
塗装しない所には養生テープでマスキングをおこないますが
手が入りにくかったり、結構困難な作業になります。
塗装箇所によっては、擦れて塗装が剥がれたりします。
折角苦労して塗ったのに、色が剥がれては、問題ですよね。
内装全体を塗装で変更するのは、あまりお勧めできませんね。
ではどうするのか?ということで・・・
3-2.レザー等の生地を全体的に貼っていく
レザー等の生地を貼って、覆いつくすことになるのですが、
ダッシュボードとかコンソール・ドア等々、
車の内装は、立体的に出来ていますし、大きいです。
このような場合は、レザー等の生地を立体裁断し縫って、
出来上がった生地を貼り付けていきますが、
工業用のミシン等が、必要になってきますので、
プロにおまかせするしか、ないのですが、
結構なお値段になってしまいます。
そこで、どうしたら立体裁断せず、縫わずに
レザー貼りできるのかを考え、実行してみました。
レザーを、上手く貼付け出来そうなくらいに
ブロック分けして、そのブロックをFRPで型を作り、
そのFRPに、レザーの生地を貼付けて取付けます。
まずは、試しに運転席のドアから攻めてみました。
軽箱君の運転席ドアは、一枚物で出来ていますので、
中央部を部分的に、レザー貼りしていても、
端部を巻き込んでいないので、夏冬の温度差で、
生地が伸び縮みして、端部が捲れてきていました。
折角貼付けしたのに、時間が経過したら、
端部がだらしなくなるので、凄く嫌でした。
その事も兼ねて、運転席ドアから作業着手しましたよ。
まず上部をFRPで作成して、次に下部を作成し、
ドアのスピーカーの所にアクリルを入れ、
点灯するようにし、その横にブラックホールを
取付けました。
ブロックで分けていますので、生地貼りも
なんとか上手くいきました。
この出来上がりに味をしめて、ダッシュボードに
着手していきました。
ダッシュボードをブロック分けし、FRPで型を取り作成後、
レザー生地を貼り込み、ダッシュボードへ取付けます。
が、この時点で問題発生・・・
FRPの型を、ダッシュボード全体へ取付けて
高さの調節をしていて、運転席のドアを閉めた際に
ドアが閉まらずに“バイーン”っと、開方向に戻ってきますよ。
やってしまいましたね・・・
全く考えていませんでした。
ドア部作成やり直しを、しなくてはいけません。
今度は現物合わせしながら、クリアランスの確認して、
作成していくと、うまく納まりました。
この際にドアの仕様を変更してみました。
気を取り直して、レザー生地を貼り込んでいき
ブロック分けしたパーツを、取付けていけば完成です。
ダッシュボード全体の色を変更すると、車のイメージが
凄く変わりますね。違う車に乗っているみたいです。
合わせてハンドルも、赤色の入ったハンドルに変えてみました。
4.まとめ
・同型式の内装の流用は、少し手を加えれば可能であるということ。
・ワンポイントで差し色を加えるだけでも、印象が変わるということ。
・色を変えるには、塗装をする方法と生地を貼る方法があるということ。
・全体的に色を変えるには、塗装はあまりお勧めではないこと。
・立体裁断してミシンで縫わなくても、又塗装しなくても、
生地を貼り込んで、色を変えることは、可能であるということ。
内装全体をレザーで覆っていこうとやりはじめたのですが、
環境が変わってしまったので、電動工具等が使用できずに
現在作業を、ホールド中です。
そうしてる間に、赤色のレザーが紫外線で焼けてピンク色に
変化してきました・・・
時期をみて、再度貼り直して作業を進めていこうとは、思っていますよ。
いつまでも完成しないのが、同じ車を長~く乗る秘訣なのでしょうかね。